すっぽん養殖方法
スッポンは、古来より、食材のひとつとして用いられて来て居ります。 弊社が、スッポンの養殖を開始する以前は、天然の川・沼・湖沼に生息するものを捕獲して、食用にしていました。 しかし、スッポンは、その成育にかなり時間を要すると言った生態もあってその数が豊富であるとは言えず、一般的に馴染みのある食材ではなかったと思われます。 明治時代になり、弊社が、本格的にスッポン養殖を開始すると、スッポンの需要が徐々に増えていき、それに伴い、天然のスッポンはさらに希少なものとなっていきました。 現在、市場に出回っている、スッポンの多くは養殖されたもので、天然のスッポンはごく僅かです。
スッポンはうなぎと違い、早くから人工孵化(フカ)の技術が確立されている為、弊社では、自社で養殖したスッポンから良質なものを選別して親に育て上げ(生後6年位から産卵しますが優良な親は10年以上の成育が必要)、創業当時より、日本スッポン (T.sinensis japonicus)の単一種での養殖を行なっております。 また、弊社は、創業当時からの飼育方法を踏襲しており、薬剤の使用は 一切して居りません。 弊社では、 “良質な脂肪とすっきりした風味”という濃厚さと淡泊さを併せ持ったすっぽん本来の味をお客様にお届けする為、明治12年の創業以来、一貫して 露地養殖を守り続けて居ります。
※成分値は、甲羅、頭部、脚、内臓、皮等を除いた鍋用材料としてカットされたものの分析値に基づくもの 『五訂 日本食品標準分析表』 科学技術庁資源調査会 編 より抜粋 (上記の分析に使用した検体は、弊社よりスッポンを提供しています。) |
すっぽん養殖方法
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